艶道家仲間である風°から先日また会いたいとの連絡が入った。
小生もちょうど誘おうと思っていたので日程を決めて朝から会ってきた。
いつもの集合場所のスーパーの駐車場、決まって彼女は自販機の前で立っている。
車から降り、自販機の前まで迎えに行き、また自分の車の助手席へと案内する。
彼女は車がわかっていても自分からは歩いて来ず、いつも小生が降りて声をかけるまで静かに待っている。
発車させ、先日から約束していた近くの喫茶店で遅めのモーニングを一緒に食べる。
喫茶店までの道中、会うまでの一か月、お互い何をしていたかなど、何気ない世間話で盛り上がる。
別段艶のある話を交わすわけでもなく、彼女もいつも通りの普通の冬の格好。
色気を意識するわけでもない。
しかしながら車内は彼女が放つ独特の甘い香りで小生はクラクラしていた。
香水も付けているがそれだけではない。
フェロモンと言えばいいのか、小生にしかわからない彼女の内から放ついやらしい香りで車内は満たされていた。
その話を以前本人にした時、風°は自覚はないが、やたらと殿方から誘いの声がかけられることが多いと言っていた。
危険な目にも遭ったことがあると言う。
その経験からか風°は艶道家でありながら人一倍殿方には警戒するのだ。
喫茶店でモーニングをゆっくりした後は近くにあるいつものラブホテルへ向かう。
朝からラブホテルへ行くのも誘う駆け引きもないのが艶道家同士の良きところである。
普通の男女であれば食事をしながらもこの後いかに誘うか、そのことで頭がいっぱいになり味わいもできない。
風°との出会いのきっかけは大手出会い系サイトのPCMAXだった。
興味のある方は訪ねて欲しい。